看護師

病院とは違うクリニックで働く看護師の意識

病院

クリニックでは、病棟勤務看護師のように各個人が持つ「レベルの高い看護観」というものは必要とせず、「ホスピタリティ」に対する意識とそれに伴う能力が必要となります。
「ホスピタリティ」という言葉はいろんな業界で聞く言葉ですが、近年は医療現場でも耳にする機会が増えてきました。「ホスピタリティ」というのは、「思いやり」「おもてなし」という目先の報酬を求めず、相手に不快感をあたえない行動のことです。
病棟看護師が「レベルの高い看護観」を意識する必要があるのに対し、クリニック看護師には何故「ホスピタリティ」が必要なのでしょうか。理由としては、入院する状態にある患者さんと、クリニックの通院のみでよい患者さんの状態では、看護における重視する点が異なり、クリニックは外来患者さんのニーズに細かく対応できないと、患者を得るのが難しい状況にあるためです。そのため、数多くのクリニックや病院がある時代、「ホスピタリティ」で差別化を図らなければならないのです。
例えば、待合室での時間が長いだけでもクリニックの場合はクレームにつながることもあります。さらに、患者さんの質問・疑問に対し、最善の対応ができないと患者さんは不信感を抱き、セカンドオピニオンを検討することにもなりかねません。そうなると患者数の減少につながり、存続困難な状況へとつながっていきます。
「ホスピタリティ」は病棟看護師として培った患者個人のニーズへの対応力が基盤となっていくため、今までの患者さんのニーズへの対応の仕方を意識し、応用していくことが必要です。